大学案内

教員紹介

郡 麻里

KOHRI Mari

所属 経営学部 経営学科
職名 准教授
学位 博士(学術)
専門分野 生態学、環境科学
研究室
E-Mail

kohri-m◆nue.ac.jp  ※「◆」を「@」に変えてお使いください。

最終学歴 広島大学大学院国際協力研究科博士課程後期
略歴(職歴) <学歴>
1995年7月 筑波大学第二学群生物学類 卒業(高等学校教諭一種免許(理科)取得)
1997年7月 筑波大学大学院修士課程環境科学研究科 修了(修士(環境科学)取得)
1998年3月 広島大学大学院国際協力研究科 研究生修了
2002年3月 広島大学大学院国際協力研究科博士課程後期 修了(博士(学術)取得)

<職歴>
2002年~2003年 東京大学大学院農学生命科学研究科保全生態学研究室 リサーチフェロー
2003年~2006年 環境コンサルタント(主に環境省委託業務担当、生物分類技能検定1級(植物部門)取得)
2006年~2009年 国立環境研究所 NIESポスドクフェロー
2009年~2012年 森林総合研究所 非常勤職員(兼務)
2010年~2012年 首都大学東京 大学院理工学研究科 植物生態学研究室 特任研究員
2010年, 2017年~現在 早稲田大学国際教養学部 非常勤講師 (兼務)
2012年~2014年 東京大学大学院農学生命科学研究科 生物多様性科学研究室 特任研究員
2014年~2015年 ミシガン州立大学(国際交流基金助成) Assistant Professor
2015年~2023年 日本森林技術協会(主に林野庁委託業務担当)

教育・研究テーマ

研究テーマ 生物多様性保全、自然環境保全、環境政策
担当科目 地域調査、環境共生の探求I、環境共生の探求II、基礎演習ⅠA・ⅠB、基礎演習IIA・IIB、体験型プロジェクト「犬山里山学」チーフ、副専攻特殊専門講義II「環境共生・里山SDGs概論」「環境共生・里山SDGsワークショップI」チーフ
ゼミテーマ 身近な自然環境の保全と持続可能な地域資源の利用 / 全学環境プロジェクト業務統括(兼務)
学内顕彰 2023年度前期エクセレントティーチャー

著作・活動

主な著書・論文
著書
  • The expansion of woody shrub vegetation (Elaeagnus umbellata)  along a regulated river channel. In Sakio & Tamura (eds.), Ecology of Riparian Forests in Japan- Disturbance, Life History, and Regeneration. Chapter 14, pp 205-221, Springer (2008)
  • 川の百科事典(高橋裕ほか監修)丸善(東京).p126, p175, p257, pp533-534, p537 (2008)
論文
  • 東海地方の希少種マメナシ (Pyrus calleryana) の保全における注意点. 名古屋経済大学自然科学研究会会誌, 巻 51, 号 1, p. 17-35, (2024) (URL: https://nue.repo.nii.ac.jp/records/2000059 )
  • 犬山キャンパス周辺景観における放置竹林の変遷と有効利用に向けた竹林管理の提案. 経済経営論集:31巻2号: p.65-73 (2024) (URL: https://nue.repo.nii.ac.jp/records/2000109)
  • Why Biodiversity Matters – Why biodiversity must be conserved: Examples of biodiversity in Japan and the United States from the viewpoint of environmental science. WASEDA GLOBAL FORUM,18,1-19
  • ブナ科堅果結実量の年次変動にともなうツキノワグマの秋期生息地選択の変化. 哺乳類科学56(2):Pp 105-115 (2016)共著
  • Complex interrelationships among aboveground biomass, soil chemical properties, and events caused by feral goats and their eradication in a grassland ecosystem of an island. Ecosystems 17, 1082-1094 (2014)共著
  • Key Biodiversity Areas identification in Japan Hotspot. Journal of Threatened Taxa,.4(8): Pp 2797–2805 (2012)共著
  •  Spatial-temporal distribution of the ornithochorous seeds from an Elaeagnus umbellata  community dominating a riparian habitat. Plant Species Biology, Vol.26, Pp174-185. (2011)
  • Expansion of Elaeagnus umbellata on a gravel bar in the Naka River, Shikoku, Japan..Plant Species Biology ,17 (1):25-36.(2002)
  • 吉野川河道内の砂州上におけるアキグミ群落の分布状況と立地特性.環境システム研究論文集査読付部門,28:pp353-358 (2000)
業務報告書等
  • 令和元年度 林業成長産業化総合対策補助金等 木材需要の創出・輸出力強化対策 木材のマテリアル利用技術開発事業「竹のマテリアル利用に向けた効率的な竹材生産技術の開発」報告書(2020)共著
    他、業務報告書多数
その他・記事等
  • 中部経済新聞社オープンカレッジ「身近にできる外来種対策―植樹や放流の前に要確認―」(2023.10.25掲載)
社会的活動/所属学会/
実務上の顕著な成果等
社会的活動
  • 川崎市都市計画審議会委員(令和4年度)
  • 犬山市都市計画審議会委員(令和5年度~)
  • あいち森と緑づくり委員会 副委員長(令和6年度~)
  • 尾張北部生態系ネットワーク協議会会員(令和5年度~)
  • 愛知学長懇話会SDGs企画委員(令和5年度~)
  • 東京経済大学 国分寺崖線「東経の森」保全管理活動(2019年~)
  • 茨城県下妻市 オオムラサキと森の文化の会 小貝川の水辺林の保全活動(1995年~)
所属学会
  • 日本生態学会
  • 応用生態工学会
  • 種生物学会
  • 日本リモートセンシング学会
  • 竹イノベーション研究会(Bamboo Innovation Group)
非常勤講師
  • 早稲田大学国際学術院 Introduction to Environmental Science(前期)、Environmental Pollution & Control(後期)担当
    など
競争的外部資金
  • 科研費若手研究(B) 島嶼における生物多様性保全のための侵入種リスク対策に関する研究(2007年度-2009年度)(研究代表者)
  • 科研費若手研究(B) 島嶼における生物多様性優先保全地域の選定及び外来生物の影響評価手法の開発(2010年度-2011年度)(研究代表者)
テレビ出演、講演会等
  • 自然番組の監修NHK BSグレートネイチャー (アフリカ・モザンビーク、アマゾン、ペルー・アンデス、コロンビア、パタゴニアの植物について監修)(2019~)
  • 愛知学長懇話会SDGs企画委員会主催第16回SDGsリレーシンポジウム「地域資源の有効活用・サーキュラーエコノミーがもたらす環境共生社会(開催担当大学:名古屋経済大学)」の実行・運営及び司会担当(2023.12.16開催)
  • 竹イノベーション研究会令和5年度 第2回BIG竹の利活用技術セミナー(東海)「竹林の有効活用と尾張の竹の未来」講演 ウインクあいち(2023.10.19)
  • あいちサイエンスフェスティバル2023 サイエンストーク「身近な自然に目を向けよう―犬山地域から発信する里山資源の未来」オンライン講演(2023.10.12)
  • 東京経済大学 地学ゼミ招待講義 多摩川の河川環境の変化とカワラノギクの保全について(2021)
  • 北ミシガン大学UNITED Conference 日本の里山の生態系について講演(2014)
  • 北ミシガン大学生物学講座招待講演、小笠原諸島の外来生物による生態系へのインパクトについて(2014)
  • オハイオ州シドニー市教育委員会栄誉殿堂賞受賞講演(2012)
    など

学生へのメッセージ

身近な自然に目を向けましょう。今、世界では、劣化の一途をたどる生物多様性を守るために、国立公園などの保護区だけでなく、皆さんが暮らす身の回りの自然の質も高く維持することが重要だと言われています。講義室を飛び出し、まずはキャンパスの周りから、日本の自慢の里山としての機能を発揮させましょう。コロナ禍後の社会経済や持続可能な経営のヒントとなる発見がたくさんあるはずです。