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2024.03.29

小牧市との産官学福連携プロジェクトで、管理栄養学科の学生のレシピが採用されました!

学部・学科からのお知らせ地域連携

◆産官学福連携プロジェクトについて

この企画は、小牧市東部まちづくり推進室、小牧ワイナリー(小牧市野口)、パンベル(小牧市城山)と本学(管理栄養学科と地域連携センター)の協力によって進められています。
小牧ワイナリーは、障害者の方を積極的に雇用し、ぶどう栽培からワイン生産、販売まで手がけています。ワインの生産過程において、ワインパミス(搾りかす)が大量に発生しますが、従来は廃棄するのみであったワインパミスを再利用した「名物食品」を作ることで、フードロス削減にも配慮しながらの地域活性化を試みることになりました。ワインパミスを活用した食品開発に取り組んだのは、桃花台地区で手作りパン店を営んでいるパンベルの店主です。ワインパミスを粉末化し、パンの生地に練り込んだ特製パンを開発することに成功しました。この特製パンを用いたランチメニューを本学管理栄養学科の学生がユニークなアイデアをふり絞って考案し、そのメニューが小牧ワイナリー併設のカフェで実際に販売され、お客様に喜んでいただく。そしてこの一連の取組みを小牧市東部地区の活性化事業として小牧市がサポートするという、地域振興のみならず、フードロス削減の側面もある、力強く有意義な連携プロジェクトとなっています。

 

◆管理栄養学科学生の挑戦について

ワインパミス入りの特製パンを使ったレシピ作りには、7名の学生が参加しました。応募作品は、チーズを上手く使ったものやフレンチトースト仕立てのレシピなど、工夫を凝らした力作ぞろいでした。


学生からの応募作品

2月上旬、連携プロジェクトの関係者が本学に集まり、学生と教員が学内で試作した応募作品を小牧市の皆様に試食していただきながら、選考会議が開かれました。参加学生は緊張しながらも、考案したレシピの特徴をしっかりプレゼンテーションしました。試食した小牧市の関係者の皆様は、「どれも美味しい」と高い評価をくださり、学生たちには大きな自信となりました。

 
学生たちはプレゼンテーションを頑張りました!

 選考会議では、パンとの相性もしっかりチェックされました。

選考の結果、3名の学生が考案したレシピがコラボメニューとして採用されることになりました。

「パンディップ」(考案者:管理栄養学科2年 福田結菜)
「オープンサンド ガーリックサーモン」(考案者:管理栄養学科2年 藤原さくら)
「CHEESE×BAKON×HONEY」(考案者:管理栄養学科2年 松岡実玖)

学生のレシピをベースに、小牧ワイナリーのカフェ担当スタッフがブラッシュアップして、令和6年5月3日(金)・4日(土)、小牧ワイナリーで開催される「春の葡萄酒まつり」でメニューの販売が開始される予定です。ぜひ多くの皆様に召し上がっていただきたいと願っています。

 

◆コラボイベントに参加しました!

葡萄酒まつりでのコラボメニューのお披露目に先立ち、令和6年3月20日(水)、名古屋市の栄・森の地下街北一番街のイベントスペース「cuca」にて、小牧市、小牧ワイナリー、パンベル、名古屋経済大学が集結してPRイベントを行いました。本学からは、レシピが採用された学生も参加し、レシピの展示、材料や作り方を記したリーフレットの配布を行いました。また、管理栄養学科の特徴を紹介するものとして、学生たちが健康づくりの啓発のために作成したリーフレットの展示・配布や、健康への意識を高めるための握力測定も実施し、多くの市民の皆様と触れ合うことができ、とても貴重な経験となりました。

 

 

栄地下街でのイベント会場には、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
 

レシピが採用された学生たち。ご来場者にレシピをご覧いただき、喜びもひとしおです!