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2023.11.01

愛知中小企業家同友会の会員経営者によるビジネス最前線の講話

News学部・学科からのお知らせ地域連携

愛知中小企業家同友会とその会員企業には、本学のインターンシップなどで大変お世話になっています。この度、同友会のご紹介により、名古屋市内の企業3社の経営者の方々に、「経営学」の授業に登壇して頂きました。3社とも、厳しい事業環境の中で事業転換や事業改革を進めて来た企業です。また、事業戦略についてだけでなく、失敗談や事業見直しのご苦労話や、就活での企業選びのアドバイスもして頂き、質疑では学生と活発の議論をして頂きました。

 

 

<(株)三恵社 木全哲也会長 (10月6日)>

 

元々は印刷会社でしたが、1990年代以降からの印刷需要の停滞・衰退により、事業が立ち行かなくなりました。1990年代半ばから木全会長は、当時普及し始めた新技術(オンディマンド印刷)を活用し、小発行部数の大学テキストの出版を全国の大学へ行うことで事業転換を進めました。現在では、アマゾンを販売網に加え、絵本の出版や絵本教室を行うなど、事業の拡充を行っています。

 

  

 

 

<(株)BeBlock (10月6日) 松村祐輔社長>

 

同じく元々は印刷業ですが、三恵社とは異なる戦略で印刷業の需要低迷に対応して来た企業です。印刷業から販促支援業に事業転換を図り、その後、印刷技術やデザイン力を活かし、アニメなどのアクリルグッズ・ピンバッチの製作・製造・販売やライセンス事業で事業の拡大を進めています。コロナが深刻な時期には売上挽回策として、飛沫防止用のアクリルセパレーションやロールアップスクリーンの製造も行いました。

 

  

 

 

<(株)重機商工 城所真男社長 (10月27日)>

 

建設用の重機の販売からスタートした企業ですが、建設需要の低迷による厳しい事業環境の中で、どのように事業展開をして行くことが課題でした。創業の重機販売に加え、重機のリース・レンタル、空調機器の販売、太陽光発電・蓄電の設計・工事など事業を拡充してきました。近年、中古建機の国内販売と輸出も進めています。従業員の資格取得や読書会にも力を入れている企業です。