平成27年4月1日(水)、市邨記念体育館にて、名古屋経済大学・名古屋経済大学短期大学部および大学院の入学式を挙行しました。朝からあいにくの雨模様でしたが、キャンパスの桜が満開となったこの日、新入生の皆さんはこれから始まる大学生活への期待を胸に式に臨みました。
開式の辞、高蔵高等学校・市邨高等学校の吹奏楽部による「大学歌」の祝演・斉唱の後、佐々木学長は告辞として「名古屋経済大学の礎は100年以上前に市邨芳樹先生によって築かれました。市邨先生は教育の理念についてこう語っています。『一に人物、二に伎倆』 伎倆とは技術、スキルのことで非常に大切ですが、それ以上に人間を磨くということが学びの目標にならなくてはならないと仰っています。本学ではこれを建学の精神として引き継いでまいりましたが、この変化の時代に新しい意義、新しい輝きを持ちつつあることに注目していただきたいと思います」
「私たち名古屋経済大学は、皆さんには大きな伸びしろ、成長の可能性が備わっていると本当に思っています。皆さんの中にもともと眠っている力を発揮できるように、そのための出会いや小さな達成感、自信を取り戻す経験を皆さんが少しでも早く得られるように私たちはサポートしたいと思います。どうか皆さんは今の自分に満足せずに、思い切り背伸びをしていただきたい。課題を見つけて果敢に挑んでいただきたい。私たちは皆さんの背伸びを精一杯支援いたします」と激励のメッセージを贈りました。
佐々木学長の告辞に続き、本学の卒業生でもある来賓の犬山市長 山田拓郎様は、私たちに平等に与えられている時間を何にどう活かすかで人生は大きく変わってくる、また段取り上手になることが時間を活かす秘訣、さらにまずは何でも挑戦してみることが大切だという話を述べられました。同じく来賓の犬山商工会議所会頭 日比野良太郎様は、名古屋経済大学と犬山市、そして犬山商工会議所は産学官の連携をしていることに触れ、新入学生ともコラボレーションをしていきたいとの言葉を頂戴しました。
新入生の言葉では、代表者が登壇し、「本日から始まる名古屋経済大学での学生生活の中で多くの教職員の方々、先輩、そして同級生と、ある時は楽しみを分かち合い、ある時は力を借りながら悩みや壁を乗り越えていきたいと思います。これからの学生生活において出会いや経験を各々に糧とし、教養と自信を蓄えた社会人になれるよう踏み出していきたいと思います」と抱負を述べました。
閉式後は、学部・学科ごとに分かれて新入生歓迎会を開催。立食形式で軽食を楽しみながら、教員と新入学生、あるいは新入学生同士で交流を温めました。歓迎会後には、在学生によるクラブ・サークルへの勧誘活動が行われ、会場には元気な声と笑顔があふれました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新入生の皆さんにとって本学で過ごす日々が生涯の財産となるよう、そしてまた自信を持って社会に羽ばたいていけるよう、教職員が一丸となって支援していきます。