犬山学研究センターでは、2019年6月4日(火)に七代尾関作十郎の尾関立志氏(犬山焼窯元尾関作十郎陶房)を講師に迎えて第7回犬山学サロン「尾関家と犬山焼の関わり」を開催しました。
犬山焼は、江戸時代に犬山城主成瀬氏の御庭焼として始まったもので、赤絵付けと雲錦手を特徴とします。
明治期に全国で多くの御庭焼が廃業していくなかで、犬山焼の窯元は第1回内国勧業博覧会や全国の博覧会に積極的に出品するなどの努力を続け、現在にまで引き継がれてきました。
尾関立志氏は、絵付け集や第1回内国勧業博覧会の出品証など貴重な史料をお持ち下さり、参加者も史料を手に取りながら原材料の調達や市場の変遷など興味深い内容をお話し頂きました。