1月22日(火)
本学にて「第5回犬山学サロン」を開催いたしました。
講師に徳川美術館学芸部長の四辻秀紀氏をお招きして、
「成瀬家に伝来した藤原定家小倉色紙をめぐって」をテーマにご講演をいただきました。
寛永時代(1624~45)に流布していた、
名物帳を集約したと言われている『玩貨名物記』に記載されている
成瀬家の名物道具の一つである定家卿小倉色紙について、
百人一首撰歌における諸説まで遡るとともに、
時代の趨勢で所有者が変わる中でも茶の道具としてまた家の格式を示すものとしての
色紙の普遍的な存在感や歴史的な価値についてお話しいただきました。
また、会場には藤原定家小倉色紙の現在の所有者である犬山城白帝文庫理事長 成瀬淳子様はじめ、
多くのみなさまにお越しいただきました。